特型での試験装置導入に際しては、装置の要求仕様決定〜弊社での御見積作成・御提出まで、以下のような手順・内容で御相談ください。
おわかりの範囲で結構です。不明な部分などはお気軽に御相談ください。
○弊社受注範囲
弊社の担当・御見積範囲となるものを御指定ください。
・機械設計(ベンチ本体、スピンドルユニット、架台など)
・機械製作(ベンチ本体、スピンドルユニット、架台など)
・油圧回路設計(油圧式加振機、油圧モータ、油圧ポンプ、油圧システムなど)
・油圧システム製作(タンク、クーラ、負荷ASSY、マニホールドなど)
・恒温槽設計・製作
・燃料供給装置 製作・工事
・冷却水 貯水・濾過・圧送・循環システム
・電気設計(制御盤、動力盤、インターフェースなど)
・盤製作(制御盤、動力盤など)
・インターフェース製作(特型BOX、ラックマウント機器など)
・ソフトウェア開発(PC、シーケンサ等による制御・計測ソフトウェア)
・機器購入(電動機、動力計、インバータ、センサ類など)
・基礎土木工事
・機械運搬・搬入据付工事
・電気工事(配線等)
・油圧配管工事
・水配管工事
・燃料配管工事
・芯出し等機械調整
・制御・計測等調整
・取扱説明書作成
○供試体(試料)、ワーク
差し支えのない範囲で、供試体(試料)の仕様(サイズ、重量、マウント方法、負荷特性など)をご提示ください。
○回転・トルク特性(回転機械系の試験装置の場合)
試料に回転・負荷を与えるタイプの試験装置では、回転数に応じた要求トルク特性をご提示頂けると、試験に最適な駆動装置・負荷装置(電動機:ACダイナモ、動力計:渦電流動力計・水動力計など、油圧モータなど)の選定が可能となります。
→負荷装置・動力計(ダイナモメータ)の選定についてはこちら
インバータモータを使用した試験機の場合、ベース回転数(基底回転数)以下が定トルク特性、ベース回転数以上が定出力特性となります。
試験に要求される定格出力だけでなく、
〜2400[rpm] :定トルク 350[N・m](連続)
2400〜3000[rpm]:定出力
などのような要求トルク特性をご提示頂けると、最適なインバータ・モータ等の選定を行うことが可能です。
試験にトランジェント(過渡特性)の精度が要求されるか、定常回転数での試験を行うかに拠り、選定するダイナモなどの種類および費用が異なります。試験で重視される特性を御相談ください。
○機構
試料・ワークのサイズ、マウント方法が複数種類となる場合など、ベンチ本体にスライド機構、リフト機構等が必要となる場合はご提示ください。
油圧・エア・電動・手動など、スライド・リフト等の機構の動力源もご指定頂くか御相談ください。
安全カバー等も、可能な範囲でご提示ください。
○恒温槽・防音フードなど
試験環境条件としての雰囲気づくりのため、恒温槽や防音フード等の製作も可能です。
必要とされる温度条件等をご提示ください。
→特型 恒温槽 設計・製作の詳細はこちら
○計測項目
センサ、アンプ類の選定・御見積に計測項目が必要となります。
回転検出器、トルク検出器、流量計、圧力計、熱電対など、試験に必要な計測機器類を御指定頂くか、計測項目を差し支えのない範囲でご提示ください。
計測項目に応じて最適なものを弊社にてコンサルティングすることも可能です。
○計測システム
計測システムが必要な場合はご提示ください。
計測システムには
・ハイブリッドレコーダ
・PCベースの汎用ロガー
・シーケンサのオプションとしてのロガー
・PCベースの特注ソフトウェア
などをご用意できます。
PCベースの特注ソフトウェア開発をご選択頂ければ、お客様の用途に応じた使い勝手のよい計測・解析・ロギングシステムを構築可能です。
SAE、JIS等の補正計算式(修正係数算出式)などの実装、FFT、次数解析、グラフ化、レポート生成機能(Microsoft Word形式、Excel形式など)を実装することも可能です。
○電源
一次側の供給電源仕様をご提示ください。
○盤の種類
制御盤として
・特型の盤
・19インチラック
・エアパージ方式キャビネット
などをご用意できます。ご指定ください。
○盤面表示
PCの使用・不使用に応じても変わりますが、盤面に必要な表示器・スイッチなどをご提示ください。
(例)
・パトライト(シグナルタワー)
・エラーランプ(項目別)
・アワーメータ
・デジタル表示器(回転・トルク・温度など)
・アナログ出力端子(過般型の計測器向けの電圧出力端子)
○設置場所
設置場所の面積・天井高さや基礎(モルタルなど)をわかる範囲でご提示ください。
搬入・据付が御見積範囲の場合、装置設置場所のフロアや、搬入路、フォークリフト使用の可否などもご提示頂けるとより精度の高い御見積が可能です。
○現場確認
既設の試験装置の追加や入れ替えをご検討されている場合は、現場にて既設システムを拝見させて頂くことで、より精度の高い装置構想・御見積が可能となります。差し支えなければ、現場を拝見させてください。
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